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2019/01/27

株式投資 ETF紹介 上場インデックスファンド日本高配当


ソシャレンの話ばかりで投信や株の話が全然無いじゃないか!と言われそうなので、今日はそっち方面の記事にしたいと思います。

今回は私が保有しているETF(上場投資信託)について解説していきたいと思います。ETFとはなんぞや?という方は、野村アセットマネジメントや日興アセットマネジメントの解説サイトが詳しいかと思いますので、以下のリンクをご参照ください。



紹介いたしますETFはタイトルにもある通り「上場インデックスファンド日本高配当(以下上場高配当と呼称)」となります。「東証配当フォーカス100指数」というベンチマークに連動したインデックスファンドということになっていますが、本記事執筆現在(H31/01/26)、同ベンチマークを採用するのは本ETFのみであり、実質的にはベンチマーク無し(アクティブファンド)であると私は考えています。

TOPIX1000と東証REIT指数の構成銘柄から時価総額及び予想配当利回りを基準とし、「株式90:REIT10」の合計100銘柄を選定しています。

事実上のアクティブファンド故、気になるのはTOPIXとのパフォーマンス比較となります。ですので、TOPIXインデックスETFの代表格ともいえる、みんな大好き「TOPIX連動型上場投資信託(1306.T)」を例に上場高配当と比較してみたいと思います。





上記画像は分配金を含まない基準価格です。時期によって乖離は有りますが、ほぼTOPIXと同等の値動きをしていることが分かります。

高配当をうたうだけあって、TOPIX連動型ETFと比較すると、分配金利回りが1%前後高くなってきます。それなのにTOPIXに劣らない成績ですから、いやはや本当に素晴らしいと思います。

しかし、私が考える上場高配当のメリットは他にあります。それは「組み込まれているREITの分配金が配当控除の対象となる」ことです。
交付目論見書に配当控除適用の記載有り


通常、株主が受け取る配当金は、課税後に残った利益から支払われるため、確定申告時に総合課税として申告すれば配当控除が受けられます。しかしREITの場合、課税前利益から分配金が支払われるため配当控除の対象外となります。

ETFの場合、構成される資産の外貨/非株式割合によって配当控除率が決まります。
よって、上場高配当に組み込まれているREITから受け取る分配金は合法的に配当控除が受けられるというものになります。とはいえ、構成比約10%ですから、わずかな額ではありますが。



一方、上場高配当には欠点もあります。それは「取引が少ない」ことです。平時の出来高は1000株前後しかなく、流動性が低いことがうかがえます。その点に留意し、指値でもって暴落時に少しづつ摘まんでいくのが良いのかな?というのが私の考えです。


※投資は自己責任でお願いします。
※詳しい税制はお近くの税務署までお尋ねください。