今回は私も投資させていただいているクラウドクレジットと、その取扱商品の特徴などについて紹介と解説をしたいと思います。
2019/01/25現在の運用残高
・クラウドクレジット取扱案件の特徴
いわゆる新興国もしくは途上国と呼ばれる国や地域での、証券化されたマイクロファイナンスや事業者向け融資が中心であり、円/ユーロ/米ドルといった基軸通貨だけでなく、ハイリスクな現地通貨建ても選択可能という、非常に「攻めた案件」が多いことが特徴です。
※マイクロファイナンスとは、貧困層向け小口金融のことであり、預金口座すら持てないような人たちへの金融支援ということで、システム考案者がノーベル平和賞を受賞するほど画期的なシステムです。債務者はいわゆる「村社会」による相互監視の下、結果として高い返済率を維持するという意外な結果を示しています。
詳しくはgoogle先生に聞いてね!おーけーぐーぐる♪
※この「意外とデフォルト率の低い」小口融資集合債権を証券化した商品をクラウドクレジットが取り扱っている、みたいな風に考えていいんじゃないんですかね。
・高金利通貨建てのリスク
高金利トルコリラでスワップ生活!・・・の広告に踊らされた結果。そういう話はよく聞きます。皆さんも聞きますよね?異なる通貨の金利差は、為替変動によって吸収されるそうです。理屈はよくわかりませんが偉い人がそう言ってましたし、実際トルコリラでスワップ生活はできませんでしたよね。「まあ、そういうものなんだ」と認識してください。
よって、政策金利が高いブラジルレアルやメキシコペソ建ての商品は、提示されている表面利回りは高いですが、金利差を考慮した為替変動を織り込むと、実は日本円と似たような金利になってしまうという、摩訶不思議なシステムになっているのです。
・為替ヘッジあり日本円建てとは何者だ
あらかじめ手数料を支払って、償還時の両替時に現在のレートと同じレートで両替してもらう契約を結んでいます、ということです。これによりヘッジコスト分、利回りが低下しますが、為替変動を気にすることなく安定した実現利回りを期待できます。
※為替ヘッジを選択することで、円安による利益の機会損失が発生します。それが気になる人はドルコスト平均法を用いて時間分散という手法(毎月少額、定期的に購入)を用いるのが良いでしょう。
・私の投資スタンス
円建て、ユーロ建て、米ドル建てマイクロファイナンスを中心に時間分散投資を行ってきましたが、最近は現地通貨建て商品が増えてきたこともあり、昨年4月以降新規投資を見合わせている段階です。円・ユーロ・ドル建て商品の利回りが低下傾向にあるのも控えている原因の一つです。
代わりとして外貨建て資産は投資信託を用いて保有するようにしている、というのもありますが・・・
・総評
クラウドクレジットの株主に伊藤忠商事が参加しています。また数多くのベンチャーキャピタルが出資しており、事業者としての安全性は、ある程度担保されていると考えられます。「み〇クレ」や「ラ〇バン」みたいなケツ持ちの居ない事業者と同列ではありませんので、その点は大丈夫かなー。
ポートフォリオに外貨建て資産が少ない方は、クラウドクレジットを通じてユーロ/米ドル建て商品へ投資するという選択肢は悪くないのかもしれませんね。
※クラウドクレジットは1口1万円から投資可能、月一回まで出金手数料が無料(2019/01/25現在)です。少額投資に向いた条件がそろっていますので、「火遊びしてもいい資金」から少額投資するところから始めるのが良いでしょう。
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