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2019/03/30

SBISL メガソーラーブリリアントローンファンド2号 繰上償還前提と予想&実質金利算出


 残念ながら募集中止となってしまった『SBISLメガソーラーブリリアントローンファンド1号』がパワーアップして帰ってまいりました。その名も『SBISLメガソーラーブリリアントローンファンド2号』です。長いので以下『かがやき2号』と呼称します。



・利上げの背景を予想してみる


 さて今回予定年間利回りが3.0%から5.5%へ上昇しました。借換資金という引くに引けない資金需要に対し「3%じゃ投資しねーよ、もっと上げろよ」という供給側へ寄せる形となりました。需要と供給により価格決定という合意形成がなされるという、とても健全な行為だと思います。

 ですが、資金需要者だって無駄に金利を支払いたくは有りません。慈善事業じゃないのですから。というわけで金利を上げることに合意した理由を考えたいと思います。なんのことはない、出口の目途が付いたのでしょう。

1、新電力含む電力会社やインフラリートへの売却
2、自前運営を前提とした低金利融資への切り替え

 上記のような出口戦略交渉が順調に進んでいるのでしょう。特に原発を持てない新電力は、2030年度までに非化石電源44%達成(電気新聞より参照)のために大規模太陽光は必須となるはず。そちらの方でも需要と供給のせめぎ合いが激しいのでしょう。


 という私個人の妄想から導き出される結論は、『本案件はすでに出口戦略交渉がほぼほぼ決まっており、繰上償還を前提としたファンドである』、ということになりました。


 ついでに繰上償還~満期達成まで、返済月ごとの実質利回りを計算してみましょう。このまま終わったら読者は面白くないですよね。


・繰上償還時の実質利回りを算出


 おそらく申込当日に蒸発するでしょうから、資金拘束開始を4/2と設定。運用開始日時が非公表であるため、入金期限設定日の翌日4/19をスタートとする。運用終了日は各月末とし、土日祝日の場合は翌営業日に設定。分配は返済翌月15日、非営業日の場合は翌営業日とする。なお、盆と正月は考えないものとする。

 上記設定条件を基に100万円を投資した場合における、税引前と税引後の拘束日数ベースでの実質金利を算出した。次の表を参照ください。

※実際の運用結果は絶対これと同じにはなりません

 思ったより面白くない結果ですね。記事を書くために使った時間を返していただきたい思いです。オチがなくて本当にごめんなさい。



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