SBISL メガソーラーブリリアントローンファンド2号 繰上償還前提と予想＆実質金利算出

　残念ながら募集中止となってしまった『SBISLメガソーラーブリリアントローンファンド1号』がパワーアップして帰ってまいりました。その名も『SBISLメガソーラーブリリアントローンファンド2号』です。長いので以下『かがやき2号』と呼称します。

4月2日午前10時から『SBISLメガソーラーブリリアントローンファンド2号（愛称：かがやき）』を募集します！予定年間利回り5.5％、期間約10カ月、募集額7億5,000万円。
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— SBIソーシャルレンディング (@SBI_SL) 2019年3月29日

・利上げの背景を予想してみる

　さて今回予定年間利回りが3.0%から5.5%へ上昇しました。借換資金という引くに引けない資金需要に対し「3%じゃ投資しねーよ、もっと上げろよ」という供給側へ寄せる形となりました。需要と供給により価格決定という合意形成がなされるという、とても健全な行為だと思います。

　ですが、資金需要者だって無駄に金利を支払いたくは有りません。慈善事業じゃないのですから。というわけで金利を上げることに合意した理由を考えたいと思います。なんのことはない、出口の目途が付いたのでしょう。

１、新電力含む電力会社やインフラリートへの売却
２、自前運営を前提とした低金利融資への切り替え

　上記のような出口戦略交渉が順調に進んでいるのでしょう。特に原発を持てない新電力は、2030年度までに非化石電源44％達成（電気新聞より参照）のために大規模太陽光は必須となるはず。そちらの方でも需要と供給のせめぎ合いが激しいのでしょう。


　という私個人の妄想から導き出される結論は、『本案件はすでに出口戦略交渉がほぼほぼ決まっており、繰上償還を前提としたファンドである』、ということになりました。


　ついでに繰上償還～満期達成まで、返済月ごとの実質利回りを計算してみましょう。このまま終わったら読者は面白くないですよね。

・繰上償還時の実質利回りを算出

　おそらく申込当日に蒸発するでしょうから、資金拘束開始を4/2と設定。運用開始日時が非公表であるため、入金期限設定日の翌日4/19をスタートとする。運用終了日は各月末とし、土日祝日の場合は翌営業日に設定。分配は返済翌月15日、非営業日の場合は翌営業日とする。なお、盆と正月は考えないものとする。

　上記設定条件を基に100万円を投資した場合における、税引前と税引後の拘束日数ベースでの実質金利を算出した。次の表を参照ください。

※実際の運用結果は絶対これと同じにはなりません

　思ったより面白くない結果ですね。記事を書くために使った時間を返していただきたい思いです。オチがなくて本当にごめんなさい。

　　 

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ソーシャルレンディング収支報告 2019年03月末

　03月のソーシャルレンディング活動が終了しましたので、収支報告会を開催したいと思います。集計は全てのデーターにおいて月末を基準とします。運用元本につきましても、今月中に申込、振込を行った分については今月末運用元本へ含めるルールとなります。

　上記ルールを採用することで、申し込みから運用開始～運用終了から分配までの運用期間外資金拘束が前後合わせて1案件につき１ヶ月となる計算になります。　短期案件での運用や繰り上げ償還による資金効率低下を反映させる形となります。

　案件単位で厳密に管理すれば、正確な実質利回りが算出できるのですが、そんなことまでするリソースが有るなら他の事へ時間を使う方が有意義でしょうから、そこまではやりません。

　今のところ海外案件へ投資しているクラウドクレジットが高利回りです。今のところ新規投資を控えていますので、このまま元本が減り続け、逆に利回りは見栄え良くなるかと思われます。

　ちなみに期失、延長を食らっているのはmaneoのガイアセレクトファンド2件とクラクレでカメルーン農業1件、計10万円となります。昨年はラキバンで12万弱の損失を計上しています。なんとまあ、面白みに欠ける運用報告会ですね。

ところでこの収支報告会って必要ですかね？

　　 

Funds フィル・パーク東京スカイツリーリバーサイドファンド#1 1分40秒で消滅

　本日18:00より募集が開始された『フィル・パーク東京スカイツリーリバーサイドファンド#1』は、わずか1分40秒にて挑戦者のノックアウト勝ちとなりました。ドレン大尉率いるキャメル艦隊へ先制攻撃を仕掛けるスレッガーさん並みに早いですよ。

　それにしてもFundsのサーバーはなかなか見事でしたね。392人の投資家を綺麗に捌いていきました。ノックアウトの瞬間をこの目に焼き付けるため、無駄にリロードする迷惑者が居たというのにですよ。

　そんな私ですが、とりあえずということで100k申し込みました。もうちょっと厚めでもいいかと思ったんですが、一応来月のSBISL無印定期購入資金は残しておかなくてはいけませんから。

　これでひとまず今月のソシャレン投資行動は〆となります。月内には3月末時点での運用状況報告が出来るかと思います。

　　 

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SBISL 太陽光発電事業者ローンファンド2号 気になる点

　『SBISL太陽光発電事業者ローンファンド2号』は事前の予想通り、あっという間に満額申込となりました。私は本案件はネガティブと判断し、申し込みは行っておりません。

※参考記事　SBISL 太陽光発電事業者ローンファンド2号 緊急募集


　さて本案件で最も引っかかる点なんですが、案件説明にある以下の項目になります。

　『2019年3月時点で、全国に低圧及び高圧含め77箇所（太陽光66、風力11）の発電所の建設及び運転実績、57件のO&M（運営管理業務）受託実績を持っているほか、自社で実証実験中のバイオマスプラントが1つあります。』


　はい出ましたバイオマス発電。しかも実証実験中ときました。バイオマス発電に含まれる燃料供給方法は意外と幅広く存在します。この記事を読まれている方に馴染み深いのは『木質バイオマス』ですよね。それ以外にも畜産業から発生する廃棄物からメタンなどの可燃物を取り出して発電する方法や、意外かもしれませんが可燃ごみを燃やすエネルギーで発電する「ごみ処理施設」もバイオマス発電に含まれます。

　ゴミ処理プラントについては大手企業が設計・建設・運転技術等の実績を持っていますから、今更ベンチャー企業が入り込む余地はありません。流動床、ストーカー炉、ガス化溶融炉など様々な方式で枯れた技術を保有していますからね。

　となると木質バイオマス辺りなんでしょうが、これ採算なんて取れませんから。発電コストの大半が重機等の燃油代に消えてしまいますから、事実上石油燃料で発電しているようなものです。

　間伐材等の処理方法として地域の熱源供給へ導入、とかならわかるんですけど、発電事業単体でやっていくのは無理が有りますわ。そんなんなら重機の燃油をそのまま燃やした方がエコですよ。

　　 

SBISL 太陽光発電事業者ローンファンド2号 緊急募集

　みんな大好きSBISLから緊急告知です。3月26日午前10時より『太陽光発電事業者ローンファンド2号』（以下太陽光2号と呼称）の募集が開始されます。募集期間が非常に短いタイトな日程ですが、どうせ瞬間蒸発するので、むしろ資金待期期間が短く効率的で良いと思います。

3月26日午前10時から『SBISL太陽光発電事業者ローンファンド2号』を募集します！予定年間利回り7.0％、期間約10カ月、募集額6億円。
詳しくはこちらhttps://t.co/gRDGt50VRZ#SBI　#ソーシャルレンディング　#ソシャレン　#クラウドファンディング　#投資　#資産運用　#FinTech pic.twitter.com/zH6L2gVjhg

— SBIソーシャルレンディング (@SBI_SL) 2019年3月25日

　2号というからには1号が有るのだろうと探してみましたが、結構古いファンドでした。ファンドスキームも現状とは大きく異なるため、全くの別物と考えていいでしょう。


　では太陽光2号の内容について検討してみます。直球で表現するなら『SBIの看板が無かったらノータイムで却下』する案件（あくまで私の主観です）ですね、これ。

　再エネ発電所の建設及び運営業務委託を受ける会社への融資ですね。資金用途は各種事業コスト支払や債務返済です。カエルのせいでソシャレン投資家の間では蛇蝎の如く嫌われる事となった自転車資金ですよ。同社の看板ファンド『かけはしシリーズ』とは異質なものになります。注意しましょうね。

　せめて匿名化解除により融資を受けることとなる企業が判明すれば、各投資家が個々に情報収集し投資適格か否か判断するのですが、現状の闇鍋ファンドでは、ちょっとねー。日程がタイトなのも気になります。急かされる形となり現在志向バイアスがガンガンに効きまくるせいで正常な判断が下せていない投資家も出てくると思います。イヤッホゥは程々に。というわけで私は不参加とします。

　　 

Funds フィル・パーク東京スカイツリーリバーサイドファンド#1の出口戦略を問い合わせた

　3月27日から募集が開始されるFundsの『フィル・パーク東京スカイツリーリバーサイドファンド#1』について、疑問点を運営に問い合わせをしてみました。募集した資金の用途は物件の取得費用と有りますが、いわゆる出口戦略について断言した形での記述が見当たりません。どのような方法で投資家からの資金を返済するのか。

　問い合わせを行ったところ、すぐに回答が来ました。対応が早いのはとても好感が持てますね。回答内容を端的に表せば「別事業者への売却」だそうです。（ここからは私見ですが）おそらくですが、取得した物件へテナントを誘致して付加価値を付け、より高く売却するのでしょう。

　不動産事業については門外漢なんで、こういうスキームについてだれか答え合わせしてもらえませんかね？（他力本願）



　今後のソシャレン業界にて、このように透明性があり、かつ複数案件を織り込んでリスクを分散させたファンドを組成し、「ＣＬＯ」のような商品を末端投資家が気軽に購入できるようになるといいなー、と思います。

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Funds フィル・パーク東京スカイツリーリバーサイドファンド#1をストリートビューで探す

　SBISLの記事ばかり書いていてはつまらない！ということで今日は方向性を変えつつ、他のソシャレンブログではやらなさそうな企画で行きたいと思います。公開されている情報から対象となる物件をストリートビューで見てみよう！byクモじぃ風


　Fundsにて03月27日より募集開始される案件『フィル・パーク東京スカイツリーリバーサイドファンド#1』について対象となる物件を調べてみました。

　なんのことはありません。『フィル・パーク東京スカイツリーリバーサイド』で検索を掛けたら一発でしたよ。どうやら既にテナントの募集広告が出ています。こことかこことか。きちんと物件と事業が存在する案件です。

　ここに掲載されている条件だと100%稼働時の賃料が70万/月くらい？ファンド募集金額≒取得金額だと表面利回り年率8％くらい？そこから維持管理費用とか発生しますよね？不動産取引なんて仕事として携わったことが有りませんので合っているのか知りません。Fundsが手数料をどのくらい中抜きするのか見当たらない感じですが、物件稼働率8割くらいあれば返せる感じ？

　とりあえずソシャレンブログやってる不動産関係詳しい方、自前ブログで解説おねがいします。（他力本願）

　さて、Funds案件紹介ページやテナント募集広告に掲載されている物件情報からgoogleMAPにおけるストリートビュー画像なんかを探していきましょう。こういう作業楽しいですよね。なんせ不動産の知識とか関係ないですし。

Funds画像

ストリートビューだと多分ここ

テナント募集広告画像

ストリートビューだと多分ここ

　東京圏在住で投資を検討されている方は実際に物件を自分の目で見てみるのはどうでしょう。せっかく投資対象が判明しているのです、百聞は一見に如かずとも言いますし、何より大事な資金を融資するわけですから。ちなみに私は地方在住なのでちょっと。

　ところで実際に物件を見に行くときの交通費って、確定申告時に経費として計上できるんですかね。投資する対象物件を実地調査するわけですから、理屈の上では経費で通りそうですけど。

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SBISL 不動産担保ローン01月02号の手数料についての公式回答

　SBISL 不動産担保ローン事業者ファンド 無印の管理手数料が2月から引下げられるが、『元本償還の実績』ページでは01月02号から引下げられ1.50%となっている、と過去に記事を書きました。

　しかしながら今月15日に更新された同ページでは01月02号管理手数料が1.80%と表記が変わっていました。このことについてSBISLへと問い合わせを行いました。

・参考記事　SBISL 不動産担保ローン無印が好調！ なお、Plusの募集は無かった模様
　　　　　　SBISL 不動産担保ローン01月02号の手数料が変わってる



　回答内容をざっくりで言いますと「1.50%は誤表記でした、ごめんなさい。」とのことです。01月02号の管理手数料は1.80%です、うーん、残念。

　　  

SBISL サービサーズローンファンド7号 募集開始から2時間で満額達成 ＆ メガソーラーブリリアントローンファンド1号 ファンド募集中止のお知らせ

3月19日午前10時から『SBISLサービサーズローンファンド7号』を募集します！予定年間利回り7.0％、期間約36カ月、募集額9億2,000万円。
詳しくはこちらhttps://t.co/kXqbqGTBE6#SBI　#ソーシャルレンディング　#ソシャレン　#クラウドファンディング　#投資　#資産運用 pic.twitter.com/TqDmp4IYRM

— SBIソーシャルレンディング (@SBI_SL) 2019年3月18日

　12時過ぎの時点で満額申込となりました。過去事例を元にアドバイスすると、本日夕方及び初日申込日翌営業日から3営業日後となる週明け辺りに若干の空きが発生する可能性が有ります。ただし即時入金システム導入により空きが発生する確率は下がっているものと私は認識しておりますが。

　申し込みが間に合わなかった方、その時間帯にちょこっとでもいいのでチェックしてみると、うまいこと空きが見つかるかもしれません。

　それにしてもどちらかと言えばリスクが高めな案件なのにこれだけ早く埋まるとは、ちょっと予想以上でした。良い意味でとらえればSBISLに対する信頼の高さ、悪い意味でとらえると利回りに釣られすぎというか。

　従来のトップランナーに対する事業者信頼度が揺らぎ、資金の行き先に困っている投資家が一定数居るという現状も後押ししてのことでしょうね。



　そして応募状況が芳しくないメガソーラーブリリアントローンファンド1号は締切日を待たず募集中止のお知らせが来ました。

メガソーラーブリリアントローンファンド1号 ファンド募集中止のお知らせ

　個人的には利上げ追加募集による優先劣後型を期待していたのですが残念です。しかしwebサイト上では『なお、本ファンドは、条件等の見直しを行い、再募集を検討いたしております。』とありますから、より魅力ある形での案件組成を期待しています。