1月31日にSBIソーシャルレンディングよりプレスリリースされた【『SBISL不動産担保ローン事業者ファンド』の当社管理手数料引下げに伴う投資家予定年間利回り引上げのお知らせ】について、具体的に投資家へどの程度の金額が還元されるのか、以前の記事で検証しました。
記事の中で「1月末運用残高から推測される引下げた手数料分約1000万円を事業者が回収するには運用残高を6億5000万ほど増やす必要がある。」と個人的見解を述べさせていただきました。
※参考記事 SBISL手数料値下げ!投資家利益が年間XXX万増加!
SBISL 不動産担保ローン事業者ファンド 考察
そこで今回は手数料引下げ対象ファンドとなる、SBIソーシャルレンディングが常時募集している案件【SBISL不動産担保ローン事業者ファンド】募集状況がどうなったかを追跡調査してみます。
答 [ 申 込 増 加 ]
・運用期間14ヵ月分 貸付総額 4,175,260,000円
運用残高 3,216,600,000円
平均貸付 199,393,571円
平均運用率 57.61%
不動産担保ローン事業者ファンド無印は、毎月1~15日と、16~月末の2回に分けて募集され、14ヵ月運用されています。よって本年2月前半分と比較するため、直近14ヵ月貸付総額を28で割ったものを比較対象とします。それでは2019年2月第1号を見てみましょう。
上記画像は2月14日18時のものです
画像にある通り締め切り前日ではありますが、263,760,000円と直近14ヵ月平均より6000万も多く申込が集まっています。毎号このペースとはいかないでしょうが平均2億4千万で集めることが出来れば、手数料引下げ前の事業者収入と同等レベルの収益が見込まれるでしょう。増収増益を狙うなら、毎月5億強で14ヶ月貸付総額70億以上を目指したいところ。
応募ペースがこの先鈍るならもう一工夫欲しいところですね。例えば1次貸付先となるノンバンクを公開し、投資家からの更なる信頼を集めるとか。私の持論ですが、ソーシャルレンディングにおける最大の担保は「事業者の信用」ですから。
そういえば本日募集されたメガソーラーブリッジローンファンド22号は、あっという間に埋まってしまいましたね。その他評判の良い事業者の案件は瞬殺続きの様ですし、投資家資金の行き先が不足気味の様です。とはいえ案件の選定は慎重に行いましょう。
明日の更新も20時の予定です。
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